◆女子プロゴルフツアー 富士通レディース最終日(18日、千葉・東急セブンハンドレッドC西C=6659ヤード、パー72)
最終ラウンド(R)が行われ、首位と1打差の2位で出た韓国の申ジエ(32)が4バーディー、1ボギーの69で回り、通算7アンダーでツアー通算25勝目を飾った。申は新型コロナウイルスの影響で入国できず、6月の前年優勝していたアース・モンダミンカップには出場できなかった。9月のメジャー、日本女子オープンで今季初出場を果たし、出場3戦目で昨年6月のアース―以来の今季初勝利をマーク。今大会の優勝でツアー史上6人目の生涯獲得賞金10億円を最速で突破した。
申は優勝会見で「最後まで安心できませんでした。日本に来て(今年)初めての優勝。こんなに早く優勝できるとは思いませんでした。悪天候もあった中、いいプレーができて、優勝もできてうれしかった」と喜んだ。新型コロナウイルスの影響で無観客試合だったが、「ギャラリーさんがいない試合での優勝は初めてでした。さみしいのはあるけど、『ファンに皆様の歓声や応援の声を聞きたい』。そういう気持ちを持って最後まで頑張れました」と感謝を述べた。
昨年大会で史上7人目のアマチュア優勝を飾った古江彩佳(20)が14位で出て、序盤からバーディーを重ねて、66で猛チャージ。3位から出たペ・ソンウ(26)と並び5アンダーで2位に入った。
単独首位で出た浅井咲希(22)は73と伸ばせず、4アンダーで、2006年覇者の全美貞(37、韓国)、ツアー通算5勝の比嘉真美子(27)、ルーキーの西村優菜(20)と並んで4位だった。
大会主催の富士通所属の柏原明日架(24)、前週優勝の稲見萌寧(もね、21)らは3アンダーで8位。4位スタートの脇元華(23)、今季2勝のルーキー・笹生優花(19)らが2アンダー10位に入った。