◆男子プロゴルフツアー ▽メジャー第1戦 日本オープン 最終日(18日、千葉・紫CCすみれC=7317ヤード、パー70)
1差2位で出た18年大会覇者・稲森佑貴(26)=フリー=が2バーディー、1ボギーの69をマークし、通算5アンダーで2年ぶりの通算2勝目を手にした。首位で出た谷原秀人(41)=国際スポーツ振興協会=は71で回り4アンダーで1打差の2位。石川遼(29)=カシオ=はベストスコア65をマークし、3アンダーの3位に入った。
稲森は17番で谷原がボギーをたたいて追いつくと、最終18番パー5でバーディーを奪い、勝負を制した。「また日本オープンで優勝できたのはすごくうれしい。最初の優勝に比べ、実感がわいた感じです」と声を弾ませた。17番で並び「最後のロングを取った人が勝つと思っていたので(17番パーでも)切り替えてやっていた」と振り返った。
最終ホールは3打目を2メートル弱につけるバーディー。「緊張しました。心拍音が聞こえるくらい。最後のパットはキャディーさんと、本能の赴くままに打とうと。一番良いパットを打った」と興奮気味に語った。4日間を振り返り、「長い1週間に感じたけど無事に開催されてうれしかったし、僕の目標は(今年)1勝と思っていたけど、日本オープンが一番勝ちたい試合だった。(勝因は)ティーショットが安定していたのが大きい。シビアなパットが入ってくれたので今日勝てたのかなと思います」とうなずいた。