◆米男子プロゴルフツアー ZOZOチャンピオンシップ第3日(24日、米カリフォルニア州シャーウッドCC)
首位と7打差の35位で出た金谷拓実(22)=東北福祉大4年=が5バーディー、1ボギーの68で回り、通算11アンダーで25位に浮上した。プロ転向後の海外ツアー初戦に挑む新人は、大学の先輩・松山英樹(28)=LEXUS=がプロでの海外初戦だった2013年の全米オープン10位に続く活躍を目指す。世界ランク3位のジャスティン・トーマス(27)=米国=が67で回り、19アンダーで首位を守った。
大物ルーキー・金谷は落ち着いていた。1番で今大会3つ目のボギーが来るも、表情は変わらない。直後の2番で約6メートル半、7番では約6メートルのパットを沈めるバーディーで伸ばした。「ゲームプランをしっかり立てて、それを実行できた。粘り強く、いいプレーができたと思う」とうなずいた。
前週の国内メジャー、日本オープンでプロデビューし、海外ツアーでは今大会がプロ初戦。尊敬する大学の先輩・松山も13年に同じ大学4年でプロ転向し、プロとしての海外初戦となったメジャー、全米オープンでいきなり10位に入った。
金谷はアマ時代に昨年のマスターズ(58位)など海外メジャー3大会に出場。新人ながら経験もある大学生プロは「最終日はもっとビッグスコアを出せるように」と意気込んだ。上位争いを演じ、先輩同様の活躍を見せる。