ジャパンゴルフツアー選手会は27日、第4回理事会終了後のリモート記者会見を開き、池田勇太副会長兼事務局長(34)が出席した。理事会報告の中では、国内男子ツアーで11月12~15日の三井住友VISA太平洋マスターズ(静岡・太平洋C御殿場C)と同19~22日のダンロップフェニックス(宮崎・フェニックスCC)の2試合間の移動で、16日に羽田―宮崎便、23日に宮崎―羽田便のチャーター機を手配したことが発表された。
JGTO(日本ゴルフツアー機構)―ANAチャーター機は、宮崎までの移動における新型コロナウイルスの感染リスク削減を目的としている。選手、キャディー、報道陣、用具担当者、大会関係者が搭乗予定で、16日の行きが250人、23日の帰りが150人の搭乗を予定している。費用は個人負担で片道2万5000円、往復5万円(税別)程度の見込みとなっている。チャーター便の使用は米男女ツアーなどでみられるが、国内プロスポーツ界では異例の試みとなる。
ツアーは9月の再開後、11月に初めて2週連続で行われる。池田副会長は「チャーター便をぜひやってみたいという話がJGTOと選手会から出てきて、今までにない実例を一緒に作ってもらえませんかということで、(自身がスポンサー契約を結ぶ)ANAの方にお願いをして今回に至っている。来年コロナがどうなるか分からないが、前例を作っておけば何かあった時に対応するシステムができるのでは」と説明した。