2戦連続V狙う金谷拓実、名物ホール18番は「寒気がするようなグリーン…ベストを尽くす」


練習ラウンドを回る金谷拓実

練習ラウンドを回る金谷拓実

 ◆報知新聞社主催 男子プロゴルフツアー20年最終戦 日本シリーズJTカップ(3日から4日間、東京・稲城市 東京よみうりCC=7023ヤード、パー70)

 男子プロゴルフツアーの2020年最終戦、日本シリーズJTカップは3日から4日間、東京・稲城市の東京よみうりCC(7023ヤード、パー70)で行われる。11月のダンロップフェニックスでプロ初優勝を挙げた金谷拓実(22)が大会前日会見に出席した。1973年のツアー制施行後では初のルーキーとしてのツアー2連勝が懸かる“大物新人”は「小さいころからテレビで見ていて選ばれた選手しか出られない。その中で出場できてうれしいですね。優勝を目指して自分らしいプレーをしたい」と決意を込めた。

 2日は指定練習日となっており、気温10度に届かない寒さの中、18ホールの練習ラウンドで最終調整を行った。奥からの急傾斜グリーンの名物ホールの18番のグリーン回りからのアプローチ、グリーン上ではパターを念入りに確かめていた。「(鍵になるホールは)18番じゃないですかね。テレビで見るよりグリーンが難しくて、寒気がするようなグリーンです。このコースで一番難しいし、何が起こるか分からない。パーが取れればバーディー(と同じ)ぐらいの気持ちで臨みたい。4日間パーセーブできればいい。自分のベストを尽くしてやりたい」と難関ホールの攻略を誓った。

 今年はコロナ禍で大会の中止が続いた。9月にようやく今季ツアー国内開幕後、10月にプロ転向。日本オープンで7位、三井住友VISA太平洋マスターズ5位と上位に食い込み、プロ3戦目のダンロップフェニックスでプロ初優勝をつかんだ。「プロになってすぐに優勝したいと思っていて、プロ3戦目で優勝できて自信になった。他の試合でも上位でプレーできたので最終戦で悔いが残らないように自分らしいプレーをしたい」。日没後の雨が降る中、パッティング練習場で球を転がし、初のメジャー優勝に向けて備えていた。

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