岩田寛も1打届かず…V争いの重圧「呼吸が浅くて息苦しかった」


18番をボギーとし優勝を逃した岩田寛

18番をボギーとし優勝を逃した岩田寛

 ◆男子プロゴルフツアー 最終戦メジャー 日本シリーズJTカップ 最終日(6日、東京・東京よみうりCC=7023ヤード、パー70、報知新聞社主催)

 最終ラウンド(R)を単独首位で出た岩田寛(39)=フリー=は2バーディー、2ボギーの70と伸ばせず、通算7アンダー。1打届かず2位に終わった。

 勝負所の17番パー5で2オンに成功しながら、1メートル弱のバーディーパットを外した。「全然ラインが違った。ミスパット。初日からパットが良くなくて、17番みたいな(大事な)ところで出てしまった」と肩を落とした。パーならチャン・キムとのプレーオフに持ち込めた18番パー3は、第1打をグリーン左のラフに外してボギーとした。優勝争いの重圧について「ありましたよ。なんか今日は、ラウンド中、呼吸がずっと浅くて息苦しかったです」と打ち明けた。

 今季は新型コロナウイルスの影響で中止が相次ぎ、6試合の開催にとどまった。「まだ終わったばかりでこの試合のことしか考えられないけど、久々に優勝争いができて、前の試合(三井住友VISA太平洋マスターズ)とその前の試合(ダンロップフェニックス)もトップ10に入って。試合していただいてありがたいです」と感謝した。

 今季最終戦を終えた。つかの間のオフをはさみ、また新しいシーズンを迎える。今後の課題を問われた岩田は「もっともっと練習していこうという気になった」と前を向いた。

最新のカテゴリー記事