女子ゴルフでルーキーの西郷真央(19)=大東建託=が19日、茨城・ザ・ロイヤルGCでブランドアンバサダー契約を結ぶミズノ社の公開クラブテストに参加した。来春発売を予定する同社の新ドライバーを報道陣の前でテスト。「すごく構えやすいし、打ちやすいかな。球もつかまります」と感触を語った。
ルーキーイヤーでいきなり新型コロナウイルス感染拡大によってツアー開幕が約4か月遅れた。調整が難しい中、6月のツアー開幕から2戦連続で5位と好スタートを切ったが、10月に背筋痛などケガも経験。以降は予選落ちが続き、苦しい時期もあった。「すごく勉強になる一年でした。モチベーションの維持もそうですし、(今年)後半は思うような結果も出せなくてかなり難しい一年でした」と振り返った。
来年に向け、シーズンオフは師匠の尾崎将司(73)がいる千葉県内のジャンボ邸で腕を磨くつもりだ。トレーニングでは体幹や下半身強化をテーマに掲げ、「下半身の使い方、飛距離アップも目指したい。(飛距離は)今年のツアー開幕前は15~20ヤード(昨年より)伸びていた。シーズン中はケガとかで維持できなかったけど(今年と)同じくらいまでは伸ばしていけたら」と見据えた。
20年―21年に統合されたシーズンは続く。11月に20年最終戦のメジャー、JLPGAツアー選手権リコー杯に初出場を果たしたが、通算11オーバーで37人中、34位に終わった。「来年の目標はツアー初優勝を目指したい。今年の最終戦でまだまだだな、と感じたので来年はそこをリベンジできたらと思います」と決意を込めた。