オンラインでソニーオープンの会見に出席した石川
◆米男子プロゴルフツアー ソニー・オープン公式練習日（１３日、米ハワイ州ワイアラエＣＣ）
日本ツアー通算１７勝の石川遼（２９）＝カシオ＝が、大会前のオンライン会見に出席した。この大会は５年ぶりの参戦で「まずは出場できることをすごくうれしく思っていますし、自分にとっても大きなチャンス。全力でプレーしたいと思っていますし、去年一年間、プレーしたことをしっかりと発揮できるようにしたい」と意気込んだ。
世界ランクは日本勢３番手の９１位で、今夏の東京五輪代表入りに向けて、２番手の今平周吾（７６位）との差を縮める意味でも大事な１戦となる。コース攻略のポイントを「戦略性が高い。木が横に広がっていて狙えないところが多い。ティーショット、セカンドショットが課題になってくる」と指摘した。
開催地は世界屈指の観光地。常夏の島も空港からコースまでの間で目にした風景は、コロナ禍で様変わりしていた。「現地の方もすごく感染対策には気を使っていらっしゃる。見た限りでは人が少ないですね。早く元通り（の風景）になってくれたらいいなという気持ちです」と神妙な面持ちで語った。
３０歳を迎える節目の１年の初戦となる。「３０から４０歳までの１０年間は、非常に男子ゴルファーにとってもすごく重要な年だと思う。ティーショットとセカンドショットで今までの自分を絶対に上回っていかないといけない。非常に高い壁だとわかっているし、何度もくじけたこともあるが、挑戦することを止められない性格」と決然たる表情で一層の飛躍を誓った。
予選ラウンドの組み合わせもこの日発表され、２００９年全米プロ王者のＹ・Ｅ・ヤン（韓国）、セップ・ストラカ（カナダ）と同組で１２時（日本時間１５日午前７時）に１０番からティーオフする。
今大会の日本勢は米ツアー５勝の松山英樹（２８）＝ＬＥＸＵＳ＝、同１勝の小平智（３１）＝Ａｄｍｉｒａｌ＝、金谷拓実（２２）＝東北福祉大４年＝、木下稜介（２９）＝ハートランド＝、香妻陣一朗（２６）＝フリー＝の６人が出場する。