◆米男子プロゴルフツアー メジャー21年初戦マスターズ第1日(8日、米ジョージア州オーガスタナショナルGC=7475ヤード、パー72)
メジャー21年初戦がコロナ禍で制限付きながら、2年ぶりに有観客で開幕した。8年連続10度目出場の松山英樹(29)=LEXUS=は白を基調とした半袖のウェアに身を包んで、現地時間午前9時48分(日本時間午後10時48分)に1番からティーオフした。
1番はパーでスタートさせると、続く2番パー5(575ヤード)は3打目でグリーンを捉え、約3メートルのパットを決めて初バーディーを奪った。570ヤードの8番パー5では、第1打をドライバーでフェアウェー中央へ。フォローの風が吹く中、アイアンで2オンに成功すると、ピン手前から約8メートルのイーグルパットをねじ込んだ。前半9ホールを終えて1イーグル、1バーディーの3アンダー、単独首位で折り返した。
松山にとってマスターズは「一番勝ちたいメジャー」と公言する特別な舞台。初出場した11年に27位で日本人初のローアマチュアに輝いた。プロ転向後も15年5位、16年7位など優勝争いも演じてきた。大会前には「いいことも、悪いことも、このコースではいっぱい経験してきました。本当に今年はいいプレーができるように頑張りたい」と、10度目の“祭典”に向け、意気込みを示していた。