「黄金世代」の三浦桃香が紫外線アレルギーに苦しみ、ツアーから引退


三浦桃香

三浦桃香

 女子ゴルフ「黄金世代」の一員の三浦桃香(22)が17日に放送されたBS―TBSの「裸のアスリート2」でツアーからの引退を決意したことを明かした。紫外線アレルギーのため、体調不良に悩み、苦しんでいた。

 2017~19年に3年連続でプロテストに失敗した三浦は、ツアーの出場権を争う予選会(QT)を経て、単年登録選手としてツアープロとして活動。モデル並の身長169センチの長身を生かして抜群の飛距離を誇り、スケールの大きな選手として人気を集めた。18年のシーズン序盤には2週連続で最終日最終組を回るなど、逸材がそろう1998年度生まれの「黄金世代」の中でも存在感を発揮した。しかし、18年は賞金ランク81位、19年は同110位といずれも賞金シード獲得には至らなかった。20年は下部ツアーを含めて出場資格を持たず、男子の下部ツアーに2試合出場。今年、4度目のプロテストに挑戦する予定だったが、自身のSNSで受験を見送ることを明かしていた。

 今後、体調が良くなった場合、将来的に再度、ツアーに復帰する可能性について、三浦のマネジメント会社は「現状、何とも言えません。(紫外線アレルギーは)すぐに良くなるものではありませんし、良くなった場合もツアー復帰を目指します、と簡単に言えるものでもありません」と慎重かつ丁寧に説明した。

 現在はティーチングプロの資格取得を目指しており、今後もゴルフに携わる。テレビ放送後、三浦は自身のSNSで「三浦桃香らしく頑張っていきたいと思います。これからもよろしくお願いします」などと前向きなコメントを発信した。

 ◆三浦 桃香(みうら・ももか)1999年2月12日、宮崎市生まれ。22歳。8歳からゴルフを始め、2010年全国小学生トーナメント優勝。2017年、宮崎・日章学園高を卒業。同年5月に交通事故に遭い、ろっ骨骨折の影響などで同7月のプロテストは不合格も、同年11~12月のツアー優先出場権を争う最終予選会で34位に入り、18年シーズンの出場権を獲得。19年も予選会を経てツアーに参戦した。賞金ランクは18年が81位、19年は110位。18年サイバーエージェントレディスでは7位になった。169センチ、52キロ。

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