先週ツアー史上初セルフプレーVの片岡尚之はキャディー付きプレーの今週も4位と大健闘


先週、ツアー史上初めてセルフプレー優勝した片岡尚之はキャディー帯同の今週も大健闘

先週、ツアー史上初めてセルフプレー優勝した片岡尚之はキャディー帯同の今週も大健闘

◆男子プロゴルフツアー アジアパシフィック ダイヤモンドカップ 最終日(16日、神奈川・相模原GC東C=7298ヤード、パー72)

 首位と6打差15位から出た片岡尚之は、5バーディー、2ボギーの69で回り、通算7アンダーで、4位に入った。首位から出た星野陸也が69で回り、通算13アンダーで、2位のジュビック・パグンサン(フィリピン)に4打差をつけ、完勝した。

 先週のジャパンプレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品でツアー史上初めてセルフプレーで優勝した片岡が、今週も大健闘した。先週、プロ転向4戦目だった片岡は日本人3番目のスピードで初優勝。一躍、注目された中でも上位に進出した。「2週連続で優勝を目指していましたが、あまり、調子は良くなかった。その中でも4日連続でアンダーパーで回れた。成長していると思います」と片岡は納得の表情で話した。

 先週までのプロ4戦のうち3戦で東北福祉大時代の1学年後輩の笹村心キャディー(23)とコンビを組んでいたが、先週だけは笹村キャディーが選手として別の試合に出場していたため、片岡はセルフプレーで出場した。今週は再び、笹村キャディーがバッグを担いだ。今大会前、片岡は「先週はセルフプレーで結果を残してしまった…。セルフプレーは自分しか頼れないのでメンタルコントロールには良かったのかもしれませんね。今週、結果が出なかったから(笹村キャディーに)『クビ』と言っていますよ」と冗談めかして話していた。

 結果は自己2番目の成績。「今後もよろしくお願いします、と言いました」と片岡は笑顔でタッグ続行を明かした。

 ベテランの宮本勝昌(48)=ハートンホテル=が「ツアー一のイケメン」と評する片岡は、先週の優勝で注目度が急上昇中。サッカー元日本代表DF内田篤人氏似の23歳は「僕自身はイケメンとは思っていませんが、少しでもツアーが盛り上がるように頑張りたい」と初々しく話す。日本男子ツアー待望のニューヒーローは来週以降も上位争い、あるいは優勝争いを目指す。

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