◆女子プロゴルフツアー リゾートトラストレディス 第1日(27日、愛知・セントクリークGC=6605ヤード、パー72)
ツアー通算23勝で2月4日に第1子の男児・桃琉(とうり)君を出産した横峯さくらが今大会から復帰。妊娠7か月だった昨年11月のTOTOジャパンクラシック(76位)以来、約半年ぶりのツアーの第1日1番パー4をダブルボギーで発進した。出産から約3か月と3週で職場復帰した横峯は、いきなり苦しいスタートとなったが、雨が降る中、一生懸命にプレーを続けている。
横峯は大会前日の26日、“ママデビュー戦”に向けての意気込みを語った。
「出産から1か月後の最初の練習ではドライバーショットが180ヤードしか飛ばなかった。今はキャリーで225ヤードくらいかな。心配もあるけど、楽しみの方が多い」
今大会はキャディーを務める夫の森川陽太郎さんと共に参戦。試合中、桃琉君は、森川さんの両親がコースから車で約40分の位置に借りた一軒家で世話をしているという。新たな挑戦を始めた横峯は「息子も私も元気。やっぱり健康が一番。カッコいいママでいたいですね」と、愛息への強い思いを明かした。
幼少時にゴルフを教え、プロデビュー直後はキャディーとして横峯を支えた父・良郎さんは「最近の日本女子ツアーは若手が続々と出てきているけど、さくらは体が丈夫だから、まだまだ長くやれる。(1995年大王製紙エリエールで)50歳で優勝した岡田美智子さんの最年長記録更新を目指して、いつまでも頑張れ」とエールを送った。