◆女子プロゴルフツアー リゾートトラストレディス 最終日(30日、愛知・セントクリークGC=6605ヤード、パー72)
3打差の5位で出た大里桃子(伊藤園)は2バーディー、2ボギーの72で回り通算6アンダーで2位に終わった。大里と同じ1998年度生まれ、「黄金世代」の勝みなみ(明治安田生命)が9アンダーで2019年5月以来のツアー通算5勝目をつかんだ。
大里は1番で4メートルのパーパットをねじ込むなど、8番までパーを重ねた。後半は15番でバーディーを奪うも、優勝には及ばなかった。しかし、「シビアなのがなんとか入ってくれました。怪しいパットは入ると思って打ってはいなかったんですが、ラインに乗ってくれました」とグリーン上を振り返った。
5月はほけんの窓口レディース(福岡)で優勝、その他4つのツアーでも2位と好成績を残した大里。絶好調の5月に「ミス・メイ(May)でした」と笑う。
プロ野球の西武などで活躍した秋山幸二が85年5月に3割6分6厘と打ちまくり、月間MVPを2度5月に受賞し「打のミスター・メイ」と呼ばれていることを問われると苦笑し、「(秋山幸二氏のことは)聞いたことあります」と控えめだった。
次戦のヨネックスレディス(6月4~6日、新潟・ヨネックスCC)は18年に6位タイ、19年に7位タイと、決して悪くない成績を残している。来週からも5月の流れをそのままに「ミス・ジューン(June)になれるように頑張ります」と意気込んだ。