大会最年少で全米女子オープン制覇の笹生優花「緊張しておなかが痛くなった(笑い)」


◆米女子プロゴルフツアー メジャー第2戦 全米女子オープン最終日(6日、米カリフォルニア州オリンピックC=6362ヤード、パー71)

 1打差2位で出た19歳の笹生優花(ICTSI)は3バーディー、1ボギー、2ダブルボギーの73で通算4アンダー。畑岡奈紗(アビームコンサルティング)との日本勢2人によるプレーオフを制し、メジャー初制覇を飾った。19歳351日での大会最年少優勝となった。

 プレーオフの3ホール目で約2・5メートルのバーディーパットを沈めて勝負を決めた。

 6打差6位から出た22歳の畑岡は6バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68で通算4アンダー。惜しくもプレーオフで敗れ、メジャー初制覇を逃した。

 笹生優花「全米女子オープンで優勝することが夢でした。正直言うと(序盤の2ダブルボギーで)最初が良くなかったので残念でした。思ったようなプレーができていなかった。キャディーが『大丈夫。まだまだホールがあるから、自分を信じて前に進めばいい』と言ってくれて、気持ちが落ち着いて切り替えることができた。パー5がたくさんあることは知っていた。自分の飛距離チャンスを生かせるのではないかと思っていた。18番は正直とても緊張しておなかが痛くなりました。バナナを食べてからです(笑い)。とにかく(優勝が)決まって良かった。本当に大きな意味がある優勝です。インスタグラムでこういうメッセージをもらいました。『とにかく、そのトロフィーを手に入れるんだ』って。メッセージをくれたマキロイに感謝します」

◆笹生 優花(さそう・ゆうか)2001年6月20日、フィリピン生まれ。19歳。5歳から4年間、日本で暮らし、8歳でフィリピンに戻りゴルフを始める。18年アジア大会は同国代表で金メダル。19年オーガスタ女子アマ3位。東京・代々木高3年時、19年秋のプロテストに合格。昨年、日本ツアーで2勝。ドライバーの平均飛距離は260ヤード。日本語、英語、タガログ語が堪能で韓国語、タイ語も少し話せる。好きな選手はロリー・マキロイ(英国)。家族は両親と妹1人、弟3人。166センチ、63キロ。

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