宮里藍さん、笹生優花に期待「世界ランク1位を目指して欲しい」


コースセッティングを行った大会アンバサダーの宮里藍さん(カメラ・渡辺 了文)

コースセッティングを行った大会アンバサダーの宮里藍さん(カメラ・渡辺 了文)

 日本女子プロゴルフツアーの宮里藍サントリーレディスは10日から4日間、兵庫・六甲国際GC(6517ヤード、パー72)で開催される。元世界ランク1位で、今大会のアンバサダーを務める宮里藍さんが9日、会場で会見に出席。海外メジャー、全米女子オープンで大会史上最年少19歳で初優勝をつかんだ笹生優花(ICTSI)らに対し、自身に続く日本女子2人目の世界ランク1位浮上に期待を寄せた。

 6日(日本時間7日)の全米女子オープン最終ラウンドをテレビで観戦していたそうで「すごい快挙だと思います」と祝福。笹生はアマチュア時代、今大会に5度出場している。2019年には7位に入りベストアマチュアに輝いた。宮里さんは「アマチュアから出場していて最後の方になると優勝争いに加わってくる選手だったので将来が楽しみだなと思っていたが、あっという間に2年でメジャーチャンピオンに。彼女のポテンシャルのすごさを感じます」と宮里さんは感心しきりだった。

 今大会に出場した際の笹生の姿は、はっきりと覚えていた。「笹生選手は飛距離が出る印象があった。ロッカーで会うとかわいらしいシャイな子かなと見ていたけど、ゴルフ場に行くと一変。すごく落ちついていて大人びたプレーをする選手。プロに混じってもひけを感じない。技術が高いと思っていた」と明かした。

 宮里さん自身は06年から米ツアーに本格参戦し、同ツアーで9勝、日本で15勝を挙げた。ただ、海外メジャーで優勝トロフィーに名を刻むことはなかった。「全米女子オープンはテレビで見ていたメジャーで現役の時から人一倍憧れが強かった。一流と言われている選手が必ずトロフィーに名を刻んできている大会。そこに仲間入りしたいという目標を持って米ツアーに渡った。その夢は実現はしなかったけど、何度もあそこの舞台を経験できたのは良かった」。

 続けて「今の流れでいうと(19年AIG全英女子オープン覇者の)渋野日向子選手から始まり、今年の(マスターズ優勝の)松山英樹選手の活躍。メジャー大会で日本人がどうこうではなく、今の日本のゴルフ界のレベルが純粋に高いと見ている」と考察する。その上で「笹生選手は若いけど成熟したようなプレーぶりが見られる。(若さとプレーの)ギャップを感じる。畑岡(奈紗)選手もそうだけど、10年以上トライしているような攻め方ができるのは今のゴルフの時代の流れなのかな」と分析していた。

 宮里さんは米ツアー本格参戦時の10年に日本人初となる世界ランク1位に浮上した。その経験を持つだけに「笹生選手はメジャーのタイトルを取った後、どういう風に進化していくのか非常に楽しみです。これだけメジャーを勝てる選手が出てきているので次はやっぱり世界ランク1位を目指して欲しい」と自身に続く快挙を期待した。

 今大会は2位までの2選手らに8月の海外メジャー、AIG全英女子オープンの出場権が与えられる。コースセッティングを担当した宮里さんは「メジャーに挑戦できるのは大きな目標の一つとして、選手の意識も変わってくると思う。グリーンはスピードも出ているし、今年の女子ゴルフの中身に合わせたセッティングにしています。週末にスコアを伸ばして欲しいと思っている。選手目線としては非常にチャレンジングな1週間になるのでは」と胸を躍らせた。

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