鈴木愛「うらやましい」笹生優花の全米女子OP優勝に羨望のまなざし


練習ラウンド3番、ティーショットを打って打球を見つめる鈴木愛

練習ラウンド3番、ティーショットを打って打球を見つめる鈴木愛

◇女子プロゴルフツアー 宮里藍サントリーレディス 公式練習日(9日、兵庫・六甲国際GC=6517ヤード、パー72)

 前回大会優勝者の鈴木愛(セールスフォース)が練習ラウンド後、公式会見に臨んだ。3週前の中京テレビ・ブリヂストンレディスで9位、先週のヨネックスレディスでは6位と好調をキープ。憧れの宮里藍さんの名前が付いた大会で連覇を目指し「調子は上がってきているので、まずは4日間(プレー)すること。焦ってもいいことはないし、心に余裕がないといいゴルフはできない。チャンスが来たときにつかみたい」と意気込んだ。

 ツアー16勝で17、19年の賞金女王は、全米女子オープンを制した19歳の笹生優花について「爆発力のある選手。ダイナミックなゴルフをする。年齢を重ねてなかなかできなくなっているので、うらやましい」と羨望のまなざしを向けた。19年にはAIG全英女子オープンで渋野日向子が、今年4月には男子の松山英樹がマスターズで優勝した。日本勢が次々と世界で力を発揮し、「もしかしたら自分も優勝争いをできる位置にいけるんじゃないか、と自信も湧いてくる。勇気と希望をもらえた。コロナが終われば海外にも挑戦したい」と刺激を受けた様子だった。

 5月に27歳になり「去年から急に体が変わって、疲れが取れにくくなった」と話したが、マッサージを受けて疲労回復に励み、食事にも気を使う。「生の野菜が苦手だった」が、現在は積極的に摂取。料理をすることも好きで「考えて作ります。でも片付けが嫌で、食洗機を買いたい」と笑った。“変化の時期”を迎えた鈴木は「ここを乗り切ればさらに強くなると思う」と高みを見据えた。

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