◆女子プロゴルフツアー ニチレイレディス第1日(18日、千葉・袖ケ浦CC新袖C=6550ヤード、パー72)
昨年は新型コロナウイルスの影響で開催中止となり、2年ぶりに開幕した。第1ラウンド(R)が行われ、今季ツアー最多6勝を挙げる稲見萌寧(もね)、原英莉花、西村優菜(ゆな)の注目組が前半9ホールを終了した。
東京五輪代表入りを狙う稲見は、523ヤードの7番でバーディーを奪ったが、4番と9番でボギーをたたき1オーバーの66位で折り返した。西村も1バーディー、2ボギーで1オーバー。原英は8番でパットが決まらずダブルボギーをたたいたものの、4バーディーを重ね、2アンダーで2打差の5位につけている。
ツアー未勝利の24歳、田辺ひかりが10ホールを終えて4アンダーで単独首位に立っている。全美貞(韓国)、菊地絵理香、金沢志奈の3人が3アンダーで1打差の2位につけている。
原英、比嘉真美子、河本結、山下美夢有(みゆう)、テレサ・ルー(台湾)、申ジエ(韓国)ら22人が2アンダー5位に並ぶ混戦状態となっている。
賞金ランク1位の小祝さくらは9ホールを終了し、1アンダー27位。逆転で五輪代表入りを目指す古江彩佳は9ホールを終えてイーブンパー45位につけている。
五輪代表は次戦のアースモンダミンカップ終了後の28日時点の世界ランクを基準に算定する五輪ポイントによって決まる。日本勢は世界ランク上位2人が代表権を得る見通しで、日本勢1番手で10位の畑岡奈紗は当確。2番手の稲見、3番手の古江、米ツアー参戦中で、ランク31位の4番手・渋野日向子が残り1枠を懸けて争っている。