逆転で五輪代表狙う古江彩佳、3番ダボも粘って37位「自分に集中。結果はついてくる」


6番で第2打アプローチショットを放つ古江彩佳(カメラ・今西 淳)

6番で第2打アプローチショットを放つ古江彩佳(カメラ・今西 淳)

◆女子プロゴルフツアー ニチレイレディス第1日(18日、千葉・袖ケ浦CC新袖C=6550ヤード、パー72)

 昨年は新型コロナウイルスの影響で開催中止となり、2年ぶりに開幕した。逆転で東京五輪代表入りを狙う古江彩佳(富士通)は3番でダブルボギーを喫したものの、5バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの72と粘りイーブンパー。5打差の37位発進となり「ティーショットが気持ち悪くてミスが多かった。ただ、パッティングは良かったのでその分、バーディーが多くて助かった」とスコアの出入りが激しい一日を振り返った。

 3番パー4では第1打を左に曲げると木の根からの第2打は「土だったし、手首も緩んじゃって」と難しい状況から1打で脱出できず、結局ダブルボギーをたたいてしまった。だが、7番で9メートルのパットを決めきり、18番では3打目のアプローチでピンそば1メートルに寄せていずれもパー5でバーディー。パー5のホールでは3つのバーディーを奪ったが「今日はボギーが多かったけどそれをチャラにするのにパー5(のバーディー)は大きかった」と語った。

 五輪代表決定まで今大会を含め残り2戦となり、代表争いは佳境を迎えている。日本勢は世界ランクで上位2人が代表に決まる見通しでランク10位の畑岡奈紗が当確。24位の稲見萌寧、28位の古江、31位の渋野日向子が残り1枠を争う。古江は今大会で予選落ちし、稲見が決勝Rに進んだ場合、古江の自力での代表入りの可能性が消滅する見通し。今大会の第2日(19日)のプレーは重要になる。「自分のショットに集中して回っていれば、結果はついてくると信じてやりたい。3日間回れるように頑張ります」と気合を入れた。

 67をマークしたツアー未勝利の田辺ひかりが、5アンダーで全美貞(韓国)と並び初の首位発進を切った。

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