◆女子ゴルフ 日本女子アマチュア選手権 最終日(18日、鳥取・大山GC=6638ヤード、パー72)
首位と5打差の7位から出た吉田鈴(りん、千葉夷隅GC)は、3バーディー、2ボギーでスコアを1つ伸ばし、通算6アンダーで4位に入った。雨風が吹き付ける悪条件での結果に「一言で言えば満足です。朝、結構緊張していて寝られなかった。スタート前には気持ちが入って、この条件でアンダーパーで回れてうれしい。楽しめたことが一番よかった」と振り返った。
2018年大会優勝者で、女子プロゴルファーの姉・優利(エプソン)は、2000年度生まれの「ミレニアム世代」の一人で、現在は国内ツアーで全国を転戦する。大会2日目終了時に途中経過を報告し、「すごいじゃん!」と喜びの声をもらうと、日を追うごとに調子を上げた。84位、24位、7位、4位と大きくジャンプアップしたが、優勝には4打及ばず、「3位、行きたかったかな。無理だなと周りが思っても優勝を狙って、最後(18番)のパー5もイーグルを狙って、大きい番手で(打てばよかった)」と悔しさをにじませた。
4日間大会を戦い抜き、「気持ちが一番大事」と課題を得た。今大会の2位から10位には、9月30日開幕の国内メジャー、日本女子オープン(栃木・烏山城CC)の最終予選出場資格が与えられる。4位に入り、資格を獲得した鈴は「試合前の準備、心の持ち方、自分のゴルフの流れを把握してゴルフを組み立てていく」とさらなる成長を誓った。