今田竜二プロが分析 世界トッププレーヤー松山英樹は金メダルのチャンス十分ある


◆男子プロゴルフツアー 海外メジャー第3戦 全米オープン 最終日(20日、米カリフォルニア州・トーリーパインズGC=7652ヤード、パー71)

 マスターズ王者・松山英樹(29)=LEXUS=は54位から4バーディー、1ボギーの68、星野陸也(25)=フリー=は31位から3バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの71で、ともに通算3オーバーの26位で終えた。2人は大会後の世界ランキングで東京五輪出場権を獲得した。

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 松山選手はショットも落ち着いていて、要所でいいパットを決めていました。難しい11番パー3はティーショットを打った瞬間、打球を目で追うことなく本人も完璧だと思ったのでしょう。ピン横3・5メートルにつけるバーディーで、自分の中の手応えと結果が重なっていました。今週は2日目の出だし4ホールで6打落としたところが全てでした。その中でも最終日3アンダーで回り、実力を見せてくれました。

 星野選手はドライバーショットがすごく良く、1週間通してかなり収穫がありました。飛距離がしっかり出て、フェアウェーを捉えています。アイアンショットの精度も上げられたので、これからが本当に楽しみな選手。五輪代表も2人に決まり、松山選手は世界のトッププレーヤーで、十分に金メダルのチャンスがあります。25歳と若い星野選手も、自国で自信を持ってプレーできるのではないでしょうか。(プロゴルファー・今田竜二)

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