渋野日向子はイーグル締めで通算2オーバー 予選通過圏内「明日があるのはうれしい」


◆女子プロゴルフツアー 海外メジャー第3戦 全米女子プロ選手権 第2日(25日、米ジョージア州アトランタ・アスレチッククラブ=6740ヤード、パー72)

 4オーバーの93位から出た渋野日向子は1イーグル、2バーディー、2ボギーの70で通算2オーバーでホールアウトした。暫定58位で予選通過(70位タイまで)の圏内となっている。

 1番でフェアウェーからの第2打を右のバンカーに入れ、3メートルのパーパットを決めきれず、ボギー発進した。5番パー5は第3打を2メートルのチャンスにつけたがパー。9番はピンチを迎えたが、バンカーから1・5メートルに寄せてパーをセーブ。前半でスコアを1つ落として折り返した。

 後半は10番で3メートルのパーパットを沈めた。12番パー5では、グリーンの傾斜で戻った3打目のショットが池に入ったが、5打目のショットをバックスピンをかけてカップインさせるミラクルパーでしのいだ。続く13番で6メートルを沈めバーディーを奪った。16番は第2打をグリーン左のバンカーに入れ、ボギーとした。

 17番パー3で、ティーショットを2メートルにつけバーディーを取り返した。最終18番パー5は2オンに成功し、8メートルからイーグルパットを沈めるとガッツポーズをつくった。スコアを2つ伸ばし2オーバーで終えた。

 ラウンド後のインタビューで「今日はアンダーを出すしかないと思っていた。最初なかなか流れが来なかったけど、最後攻めるしかないと思ってイーグル取れてよかった。12番で池ポチャしちゃいましたけど、あの後入ってくれて気分よくいけた。(3打目は)結構悔しかったですけど、いらいらしてる暇もなかった。(5打目は)何とかボギーで、と打ったのがすごい入り方した。(17番バーディー)もう取るしかないと思って、いいショットが打てて強気のパットで決めることができてうれしかった。(18番のイーグルは)こうなったら(2オンを)狙うしかないとドライバーもしっかり振って、ギリギリ狙える位置で、それが気持ちで取れたので、いろいろあったけど頑張ってよかった。(パットの感覚について)ミスパットが減ってきて、安心して打てていた。ひらめいてよかった。明日があるのはうれしくて。あと2日、悔いの残さないようにしっかりプレーしたい」と明るい表情で話した。

 日本勢4番手の世界ランク31位の渋野は上位2人に与えられる東京五輪出場権獲得に向け、ラストチャンスとなる今週、5位以上が逆転の最低条件となっている。

 64をマークしたセリーヌ・ブティエ(フランス)が通算7アンダーでトップに立っている。

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