2017、2018年にゴルフ世界ジュニアを連覇し「天才少女」と呼ばれる須藤弥勒(9)が15日(日本時間16日)に行われた世界ジュニア(米カリフォルニア州サンディエゴ)の女子9~10歳の部(4728ヤード、パー72)最終ラウンドで3バーディー、2ボギー、1トリプルボギーの74で回り、通算6オーバーの12位に終わった。優勝と9打差で、3年ぶり3度目の優勝を逃した。
弥勒は、首位と7打差の11位から大逆転を目指し、キャディーを務めた母・みゆきさんと共に最終ラウンドに臨んだ。しかし、気合は空回り。順位をひとつ落として大会を終えた。「お母さんと攻めまくりすぎて、池に入れてトリプルボギーをたたいて撃沈してしまいました。ガハハハ! 20センチのパターを外したり、もったいないプレーもありました。ゴルフ人生、こんな時もあります」と明るい表情で大会を振り返った。
不完全燃焼で2021年の世界ジュニアを終えた弥勒は、早くも来年大会に向けて意欲満々。「来年は圧勝して、3回目の世界ジュニアタイトルを取る確信をしています」ときっぱり話した。
次戦は、ジュニアゴルフのメジャーのひとつ、キッズ世界選手権(29~31日、米ノースカロライナ州パインハースト)。このまま米国に残り、参戦する。世界ジュニアは9~10歳の部だったが、キッズ世界選手権は1歳刻みで部門が設けられている。「9歳のカテゴリーなので飛距離負けはしない。ここで勝利してジュニアメジャー3冠目を手にします」と弥勒は持ち前の強気と自信を前面に出して言い切った。