初V目指す吉田優利が自己最小の65で7アンダーの暫定首位


11番、ティーショットを放つ吉田優利 (カメラ・馬場 秀則)

11番、ティーショットを放つ吉田優利 (カメラ・馬場 秀則)

◆女子プロゴルフツアー 楽天スーパーレディース 第1日(29日、兵庫・東急グランドオークGC=6568ヤード、パー72)

 国内女子ツアーの新規大会、楽天スーパーレディースが開幕した。ツアー初優勝を目指す吉田優利(エプソン)が、7バーディー、ボギーなしで自己最小の65をマーク。7アンダーで暫定首位に立った。「ショットが安定していて、バーディーパットの回数が増やせたのでこのスコアにつながった」と笑顔で振り返った。

 午前7時35分に10番からスタート。徐々に気温が上昇する中、パー3の8番では、ピンまで約10ヤードのカラーから2打目をパターで入れて、この日7つ目のバーディー。今大会の東急グランドオークGCは初挑戦だったが、「昨日(28日)のプロアマで感じたのはグリーンが難しい。見た目とラインが合わないことが多かった。ライン読みをしっかりしようと決めていました」と攻略した。

 プロ1年目の昨年は、新型コロナの影響で7月に大会が行われなかったため、本格的な暑さでの試合は今年が初めて。体調管理もアスリートの仕事として位置づけて毎朝体重や体脂肪を測定し、日々変化する体の状態をチェック。「(夏)本番に差し掛かっているなかで、筋力低下はパフォーマンス低下に直結する。トレーニングも無駄になってしまうのでなんとしてでも食べる。3食で栄養を取れれば」と、水分補給や栄養補給を徹底する構えだ。

 プロ2年目での初優勝に向けて「パーオン率が一番カギ」と吉田。「試合の緊張感の中でピンに寄っていくショットを打てるようにならないといけない。遠かれ近かれバーディーパットを打つことに意味がある」。残り2日間も積極果敢なゴルフを見せる。

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