初優勝を目指す西郷真央がプロ初ホールインワン 暫定2位で最終日 へ


大会第2日の17番でホールインワンを達成した西郷真央(大会提供)

大会第2日の17番でホールインワンを達成した西郷真央(大会提供)

◆女子プロゴルフツアー 楽天スーパーレディース 第2日(30日、兵庫・東急グランドオークGC=6568ヤード、パー72)

 首位と2打差の6位から出た西郷真央(大東建託)が、ツアーでは初のホールインワンなど、1イーグル、6バーディー、2ボギーで通算11アンダーとした。西郷はホールアウト時点で首位と2打差の暫定2位につけ、「伸ばし合いになると思っていて、ロングホールでバーディーを取れるマネジメントができれば上位に食い込めると思った」と振り返った。

 29日の第1ラウンド(R)ではボギーだった172ヤードの17番。同じ6アイアンで放った第1打が、ピン手前6ヤードから転がってカップイン。昨年のプロ転向後、ツアーで初のホールインワンを達成した。アマ時代に一度経験しているが、「逆光で見えなくて、(ギャラリーが)『入れ!』と言ってくださって分かりました。びっくりしました」と驚きの表情だった。西郷には、楽天ペイメント株式会社から楽天ポイントが10万ポイントが贈呈される。

 この日は7番で5メートル、15番で6メートルのバーディーパットを沈めてスコアを伸ばした。西郷は「昨日より、きょうの方がパットの距離感をつかめている」と手応え。28日のプロアマ戦後、パターのロフト角度を確認したところ、本来は3度が適正角度だったが、移動などの影響で5・5度までズレが発生。急きょ3度に調整して予選ラウンドに備えた。

 6月以降は、7大会中2位が3度。前週の大東建託・いい部屋ネットレディスでは、首位と2打差の2位で最終日を迎えたが、スコアを3つ落として6位となった。2週連続で初優勝を射程圏内とした西郷は「今までの経験は全部糧になっていると思うので、少しでも生かせるゴルフができるように精いっぱい頑張りたい」と意気込んだ。

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