東京五輪代表の稲見萌寧は通算6アンダーで首位と7差 疲労で「フェアウェーで転びそうになった」


9番、バーディーパットを外し悔しがる稲見萌寧 (カメラ・馬場 秀則)

9番、バーディーパットを外し悔しがる稲見萌寧 (カメラ・馬場 秀則)

◆女子プロゴルフツアー 楽天スーパーレディース 第2日(30日、兵庫・東急グランドオークGC=6568ヤード、パー72)

 東京五輪代表でホステスプロの稲見萌寧(都築電気)が、4バーディー、1ボギーでスコアを3つ伸ばして通算6アンダーとした。ホールアウト時点で暫定首位の高橋彩華(東芝)とは7打差。

 この日はティーショットの安定感を欠き、15番では第1打を右の林に入れてしまうピンチがあった。第2打は木の間を抜けてグリーンに乗せ、ピンまで22メートルとしたが3パットでボギー。「体が疲れを感じているのか、動きがうまくいかなくて。それがスイング中に出てしまって、うまく振り切れないところがありました」と振り返った。

 29日の第1ラウンド(R)では、雷雲接近による1時間24分の中断に見舞われ、ホールアウトしたのは午後6時を過ぎていた。第2Rは午前7時55分スタートだったため十分な睡眠が取れず、気温は正午時点で30度超え。「睡眠が減っても大丈夫なタイプだったけど、暑さには逆らえない。前半の中盤ぐらいで倒れてもおかしくないような感じで・・・。足が上がらなくて、フェアウェーで転びそうになりました」と苦笑いだった。

 東京五輪代表の稲見は、23日の開会式に参加し、24、25日は開催会場の埼玉・霞ケ関CCで練習Rを回った。28日には今大会のプロアマ戦を行い、きょう予選Rを終えた。ハードな日程を経て、8月4日に五輪の競技初日を迎える。「すごい暑いと思うので(練習を)やり過ぎないようにしないといけない。冬や春よりは減らさないとなと思っています」と自身に言い聞かせた。

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