◆東京五輪 男子ゴルフ 第２日（３０日、埼玉・霞ケ関ＣＣ＝７４４７ヤード、パー７１）
２０位で出たマスターズ覇者で初出場の松山英樹（２９）＝ＬＥＸＵＳ＝が１６番まで６バーディー、ボギーなしと伸ばし、通算８アンダーで首位と３打差の暫定３位に浮上した。初出場の星野陸也（２５）＝フリー＝は６８で回り３アンダー２５位。６３をマークしたザンダー・シャウフェレ（米国）が１１アンダーで首位に立っている。悪天候による中断の影響でサスペンデッドとなり、１６選手が競技を終了できなかった。
初出場の星野は緊張がほぐれ、持ち味のショットを軸にスコアを伸ばした。５バーディー、２ボギーの６８。通算３アンダーで４１位から暫定２５位へ順位を上げた。２５歳の飛ばし屋は「緊張が抜けて自分のゴルフが今日はある程度、ショットに表れてできるようになってきている。ちょっとホッとしています」と柔らかな表情を浮かべた。
３番で８０センチのバーディーパットを外すも、２９４ヤードまでティーが前に出された６番パー４で、第１打をグリーン右バンカーまで運んでバーディーを先行させた。８番は２メートルを沈めて伸ばした。９番も２メートルにつけるも決めきれず。１０番は３パットのボギーも、１３番で２打目を１メートルにつけてバーディー。１４番パー５は２オン２パット、１７番は４メートルを決めてリーダーズボードを駆け上がった。
今大会は４月の関西オープン、５月のアジアパシフィックオープン・ダイヤモンドカップの日本ツアーで２勝を挙げた薬丸龍一キャディーとのコンビで臨んでいる。首位と８差もメダル圏内とは５差で「最終日にメダルを目指せる圏内に行くためには明日、しっかり伸ばしていかないとと思うので頑張りたい。（一日で）５アンダーくらいは出したい」と星野。日本人ゴルファー初の五輪メダル獲得に向けて強気に攻める。