◆米女子プロゴルフツアー スコットランド・オープン第1日(12日、英ダンバーニー・リンクス)
6月のメジャー、全米女子オープン覇者の笹生優花(20)=ICTSI=がショット、パットともにさえて8バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの67をマークし2打差の2位につけた。前週、9位となった東京五輪を熱中症で欠場した“相棒”キャディーも戦列復帰。2アイアンも実戦投入するなど、リンクスコース攻略へ向けて好スタートを切った。ミシェル・トムソン(英国)が65で首位に立った。
笹生が好発進を決めた。プロ転向後初のリンクスで2打差2位で滑り出すと「天気が良くて。あまり風も吹いてなかったので」と苦笑いで振り返った。
前週の猛暑の東京五輪からは一変した。北欧の寒さに長袖で上着に身を包んだ。隣にはキャディーのライオネル・マテチュック氏が復帰。同氏は東京五輪の練習日に熱中症となり欠場していた。昨年から日米通算3勝を挙げた2人の息の合ったコンビで、2番パー5は2オン2パットでバーディー先行。6番は4パットのダボも、15番は7メートル、16番は5メートルを沈めて伸ばした。
次週はメジャーのAIG全英女子オープン(カーヌスティーゴルフリンクス)だ。海沿いの風の強いリンクスで「必要になる」と低い球で距離を稼ぐために今週から2アイアンを投入した。「楽しんで、良いゴルフができるように頑張りたい」と風の強い午後スタートの第2日を見据えた。