笹生優花は74で6打差15位後退「なかなかバーディーを取れなかった一日」


笹生優花

笹生優花

◆米女子プロゴルフツアー スコットランド・オープン 第3日(14日、英ダンバーニー・リンクス=6573ヤード、パー72)

 日本勢で唯一出場の米女子ツアー1勝の笹生優花(20)=ICTSI=は4打差5位で出て2バーディー、4ボギーの74をマーク。通算3アンダーで、首位と6打差の15位へと後退した。

 海沿いのリンクス特有の強い風が吹き荒れる難条件となった「ムービング・サタデー」。笹生は前日と同じく前半はショット、アプローチでアジャストするのに悪戦苦闘した。1番でアイアンでの第2打をグリーン奥にオーバーしてボギー。9番、11番でもボギーを重ねると12番は、2Mのパーパットがカップでけられてスコアを落とした。それでも15番パー5では、2オン2パットで初バーディーを奪取。16番パー3もアイアンでの第1打を2Mにつけて伸ばした。

 6月のメジャー、全米女子オープン覇者も不規則な強風にパーオン率50%と苦しんだ。いずれの選手も強風に苦悩し、5時間近い長いラウンドとなった。ホールアウト後、「最初っからボギーで、なかなかバーディーを取れなかった一日。このコンディションの中で、2オーバーで終われたのは、まあまあよく頑張ったなと思います」と笹生は淡々と振り返った。

 この日の風については「昨日とは微妙に違う。今日の方が風が重たい」と表現した。6打差を追う最終日に向けては「ショットはそんなにすごい悪い訳ではないので、パターやティーショットに気を付けて、明日も楽しんでゴルフができればと思います」とうなずいた。

 アリヤ・ジュタヌガーン(タイ)、ライアン・オトゥール(米国)、チャーリー・ハル(英国)の3人が、通算9アンダーの首位に並んでいる。

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