笹生優花はAIG全英女子オープン前哨戦で15位 「来週も楽しんで良いゴルフができるように頑張りたい」


◆米女子プロゴルフツアー スコットランド・オープン 最終日(15日、英ダンバーニー・リンクス=6573ヤード、パー72)

 日本勢で唯一出場の米女子ツアー1勝の笹生優花(20)=ICTSI=は6打差15位で出て7バーディー、3ボギーの68をマーク。通算7アンダーで、首位と10打差の15位で終えた。

 李晶恩6、金阿林(ともに韓国)と同組で、歴代全米女子オープン女王3人でのラウンドとなった。「本当にすごい選手と一緒に回れることが勉強になりましたし、楽しかったです」と笹生は笑顔で振り返った。

 比較的風は弱く、伸ばし合いの展開となった。フェアウェーキープ率は4日間で自己最高の85・71%、4日間最少の26パットと安定したプレーを展開した。2番パー5で2オン2パットでバーディーが先行。4番、7番もバーディーを重ねたが8番パー3で第1打をグリーン奥に外して初ボギー。11番パー4は1オンに成功して2パットのバーディー。13番パー5も飛距離を活かして2オン2パットで伸ばした。

 プロ転向後、初の本格的なリンクスコースでの大会だった。「計画が立てられないゴルフだったと思います1週間。風が吹いたり、吹かなかったり。すごい風がいきなり吹いてきたりするので」と刻一刻と風向きや強さの変わる不規則なリンクス特有の風の難しさを痛感した。

 同じく海沿いのリンクスで行われるメジャー今季最終戦、AIG全英女子オープン(19日開幕・英カーヌスティーゴルフリンクス)が控える。笹生は「来週も楽しんで、良いゴルフができるように頑張りたい」とうなずいた。

 ライアン・オトゥール(米国)が首位タイで出て8バーディー、ボギーなしの64をマークし、通算17アンダーでツアー初優勝を飾った。

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