連覇を狙う石川遼はパットに苦しみ69で12位浮上も「悔しい内容。残り2日であと10個は伸ばしていかないと」


8番、ラインを読む石川遼

8番、ラインを読む石川遼

◆男子プロゴルフツアー 長嶋茂雄招待セガサミーカップ 第2日(20日、北海道・ザ・ノースカントリーGC=7178ヤード、パー72)

 強い夏の日差しの下、感染症対策のため、一般非公開で第2ラウンドが行われている。2014年&19年大会覇者の石川遼(カシオ)は、4打差の27位で出て4バーディー、1ボギーの69で回った。通算6アンダーで首位と5打差の暫定12位へと浮上している。

 ツアー通算14勝で16年大会王者の谷原秀人、15年大会覇者・岩田寛と同組でのラウンド。午前8時15分にティーオフした。穏やかな天候の中で2番パー3は、アイアンでピン左下2Mにつけてバーディーを先行させた。5番パー4は、アイアンでの第2打をピン右2Mに止めて伸ばした。8番でもアイアンでの第2打をピン左1・5Mにつけたが、バーディーパットはカップ右縁にけられてのパー。続く9番パー5もアイアンでの3打目をピン右下4Mにつけたが、3パットのボギーとなった。

 後半もアイアンショットは好調で、13番は3打目をピン下2Mにつけて伸ばした。14番はアイアンでの第2打をピン下4Mにつけてバーディーを奪った。

 ピン位置が難しい位置に切られたこともあり、計30パットとグリーン上でのラインの読みに苦しんだ。「悔しい内容。グリーン上の読みがすごく難しくて。強い芽があるところと無いところがある」と振り返った。

 2日連続の69とは言え、首位と5打差に広がり「今日はあまり良くなかったことが多いので明日、明後日と修正していきたい。残り2日であと10個は伸ばしていかないといけない。攻め方も多少変わってくると思う」と、決勝ラウンド2日間はより攻撃的なゴルフを示唆した。

 今週から投入したキャビティー型の新アイアンについては「違和感なく打てている。もっとよくして行ければと思いますね」と手応えも口にした。

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