◆男子プロゴルフツアー Sansan・KBCオーガスタ プロアマ日(25日、福岡・芥屋GC=7210ヤード、パー72)
2016年大会王者の石川遼は、プロアマ戦で最終調整した。毎年、猛暑に見舞われている大会で、今年からプロアマ戦でも着用解禁されたゴルフ用半ズボン姿で参加。「本当にありがたいです。足の疲れは全然違うので」と大会主催者側の英断に感謝した。
男子ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構は17年6月に地球温暖化を考慮し、夏場の試合に限って選手の練習日の半ズボン着用を容認していた。今大会ではツアー史上初めてプロアマ戦でも半ズボン着用OKとなり、多くの選手が半ズボン姿でラウンドした。ラウンド後も、そのまま半ズボンでクラブハウス内のレストランで食事を取ることも許可されたという。
芥屋GCは、19年8月の前回大会後から約2年をかけてバンカー位置の変更やバンカーの形状の改造、ティーグラウンドの位置変更などの改修を行った。ほとんどのホールに改修が施され、全長は107ヤード伸びた。石川は「難しい方に変わったホールがほとんど」と印象を語った。
また、上限5000人までで2戦ぶりに有観客開催となる。「僕は人に見られていると緊張するので。緊張は心地良い感覚では無いですが、緊張している時の方が圧倒的にパフォーマンスが良いので。パフォーマンスを上げるためには必要不可欠。緊張の中でも冷静かつリラックスがベストなので」と冷静と情熱の間での好プレーを誓った。
石川は、2019年大会覇者で前週の長嶋茂雄招待セガサミーカップでツアー2勝目を挙げた比嘉一貴、大会3勝の池田勇太と同じ予選ラウンド注目組に入った。26日の第1ラウンドは、午前7時45分に10番からティーオフする。