吉本ここね 萌寧に続く「はざま世代」2人目Vへ暫定首位タイ浮上 最終日「黄金世代」新垣、大里に挑む


1番、ティ-ショットを放つ吉本ここね

1番、ティ-ショットを放つ吉本ここね

◆女子プロゴルフツアー ゴルフ5レディス第2日(4日、三重・ゴルフ5C四日市C=6563ヤード、パー72)

 雷雲接近とコースコンディション不良のため、19選手がホールアウトできず、最終日に順延された。5位からスタートした吉本ここね(21)=不二サッシ=は1イーグル、4バーディー、ボギーなしの66で回り、通算10アンダーで暫定首位に浮上。99年度生まれの「はざま世代」として東京五輪銀メダルの稲見萌寧(22)=都築電気=に続く2人目の優勝のチャンスをつかんだ。17番終了の新垣比菜(22)=ダイキン工業=、15番終了の大里桃子(23)=伊藤園=も暫定首位。

 スーパーイーグルで吉本こが優勝戦線に加わった。15番パー4。残り145ヤードの第2打を6アイアンで直接、放り込んだ。「いい感じで打てた、と思ったら(グリーン上に)ボールがなかった」とカップに入っていたボールに驚きの声を上げた。

 99年度(00年1月5日)生まれの21歳。ツアー優勝者9人の98年度生まれの「黄金世代」と同3人の00年度生まれ「ミレニアム世代」に挟まれた「はざま世代」。稲見に続く世代2人目のVに大きく近づいた。「優勝は考えずにプレーしたい。今までの自分よりいいプレーができればいい」と笑顔で無欲を強調した。

 最終日は黄金世代の新垣、大里に挑む。稲見に続いて吉本ここねが活躍すれば「はざま世代」という微妙な呼び名は改称される可能性が高まるはずだ。(竹内 達朗)

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