小祝さくら、3年シード獲得で「海外に視野広がる」 メジャー初優勝へ意欲「頑張りたい気持ち強い」


リモート会見で意気込みを語る小祝さくら(大会提供)

リモート会見で意気込みを語る小祝さくら(大会提供)

 国内女子ゴルフの21年メジャー第2戦、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯は9日に茨城・静ヒルズCCで開幕する。賞金ランク1位で通算6勝の小祝さくら(23)=ニトリ=は7日のリモート会見で、メジャー初制覇での3年シード獲得に「(海外への)視野が広がる」と意欲を示した。また、3月まで日本女子プロ協会の副会長を務めた、通算7勝で1993年大会優勝の原田香里(54)が約10年ぶりにツアー出場する。

 1番から9ホールを回り調整した小祝は「メジャーで頑張りたいという気持ちは強い」と意気込んだ。「グリーンの傾斜がしっかりある。池もきいていて、気をつけないといけない」と、メジャーらしい設定のコースを警戒した。

 賞金ランク2位の稲見萌寧(都築電気)と約235万円差で同ランク首位を守る。今大会は賞金総額2億円、優勝3600万円。「賞金額も大きいので、しっかり成績を残したいのはあるけど、気合が入りすぎて空回りしないように」と、初メジャー制覇へ自身に言い聞かせた。

 優勝なら、3年シードが手に入る。複数年シードは権利獲得の翌年から10年のうちで、任意で選択できるようになったため、「3年シードがあると全然違う。海外に挑戦するにも使えると思うので、視野が広がる」。海外メジャー出場は昨年12月の全米女子オープンの一度しかないが、将来的な選択肢が広がることに意欲的だった。(岩原 正幸)

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