前週アマチュア優勝・中島啓太が腰痛のため棄権「申し訳ない」


中島啓太

中島啓太

◆男子プロゴルフツアー バンテリン東海クラシック 第2日(1日、愛知・三好CC西C=7300ヤード、パー71)

 前週のパナソニックオープンで1973年のツアー制施行後、史上5人目のアマチュア優勝を遂げた中島啓太(日体大3年)が腰痛のため、第2ラウンドのスタート前に棄権した。

 会場で取材に応じた中島は症状について「(痛めたのは)右の腰です。おととい(9月29日)の夕方から痛くなった。今までより悪化していて、(この日)朝起きてびっくりしました」と説明。痛みが生じた後は湯船でセルフケアしたり、トレーニング量を抑えるなど調整はしていたが、症状は悪化したという。「大学とJGA(日本ゴルフ協会)の方に相談して(決めた)。(今大会は)推薦をいただいて、たくさんの方に応援していただいていたので悔しい。申し訳なく思います」と話した。取材後、大会関係者や第2日に同組でプレーする予定だった石川遼(カシオ)らに謝罪した。

 海外挑戦を見据え、9月の大学の試合からパー3以外の14ホールでドライバーを振り切るという取り組みを始めた。大学の試合では5日間で9ラウンドをこなした上でトレーニングにも励んだ。その後、前週のパナソニックオープンでも“ドライバー縛り”を完遂して優勝。「気にはしていたけど、勝負所で力が入ったり」。今大会初日(9月30日)も同様のテーマを継続し「知らない間にオーバーワークになってしまったのかもしれない。これだけドライバーを振り続けると、自分の体はまだ弱いんだと感じました」と語った。

 今後は出場権を持つ、国内メジャーの日本オープン(14日~17日、滋賀・琵琶湖CC)に出場予定。11月には来年のマスターズ切符が懸かる、アジアパシフィックアマ選手権(UAE)も控える。「ジャパンオープンから、また出られるように調整したい」と語った。

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