アマチュア・佐藤心結、PO破れ涙も「プロと、この舞台で戦って2位。本当に自信になった」


プレーオフで敗れたがベストアマに輝いた佐藤(右)(左は優勝した渋野日向子)

プレーオフで敗れたがベストアマに輝いた佐藤(右)(左は優勝した渋野日向子)

◆女子プロゴルフツアー スタンレーレディス 最終日(10日、静岡・東名CC=6592ヤード、パー72)

 首位で最終日をスタートしたアマチュアの佐藤心結(みゆ)は70で回り通算10アンダーの首位タイでホールアウト。渋野日向子、木村彩子、ぺ・ソンウ(韓国)と4人によるプレーオフ(PO)に進んだが、2ホール目で破れて2位となった。決着後は悔し涙もあったが「プレーオフで負けてしまったことはすごく悔しいけど、たくさんの有名なプロの方と一緒にプレーオフできるところまでこの3日間できたことが、自分としては出来過ぎなんじゃないかと思っています」と充実の表情。アマでは2004年再春館レディスの横峯さくら以来、ツアー史上2人目のPO参戦となった。

 ツアー史上8人目のアマVは逃したが、茨城・明秀学園日立高3年生の18歳は3日間アンダーパーでプレーし、ツアー4戦目で堂々の優勝争いを繰り広げた。「まずこの3日間、アンダーで回れたことがすごく自信になった。渋野さんを始め、たくさんの有名なプロの方と回れて、すごく上手で、そういったプロと、この舞台で戦って2位という結果。ここまで来られたことに本当にすごく自信になりました」と胸を張った。

 今後は12日から始まるプロテストの2次予選に参加する。「明日から練習ラウンドだけど、今の状態はいい方なので、しっかり気持ちを切り替えて、まずは2次予選を通過して最終プロテストまで行って、そこで合格することができるようにしっかり準備したい」と前を向いた。この雪辱はプロになって必ず果たす。

最新のカテゴリー記事