今年7月にキッズ世界選手権で優勝し、世界ジュニアメジャー4勝目を挙げた「ゴルフ天才少女」須藤弥勒は12日、プロパッティングツアー最終戦の全日本選手権(11月9~11日、栃木・那須小川GC)で上位進出を目標に1か月間はパットの練習に専念することを宣言した。10日に同GCで行われたツアー第11戦で、大人に交じって出場した10歳の弥勒はベストアマとなり、全日本選手権の出場権を獲得。「このツアーに出場しているプロの皆さんは本当にパットが上手です。これから1か月は集中してパットの練習に取り組みたい。ゴルフで一番大事なのは、やはりパットですから」と弥勒は意欲的に話した。
パッティングツアーは、その名の通り、パットだけのグリーン上の勝負。ツアー第11戦は、約4メートルから20メートル以上の距離で18ホールが設定され、パー36で争われた。1オーバーの37で回った弥勒は「ベストアマにはなれましたが、プロの優勝者とは7打の大差がありました。パットの練習はたくさんしてきたつもりですが、もっと練習が必要です」と冷静にコメント。その上で「全日本選手権には出場できることになったので、最後は良い結果を出せるように頑張ります」と前を向いた。
ツアー第11戦の試合前には、キッズ世界選手権優勝を記念し、プロパッティング協会から特別表彰を受けた。「ゴルフで一番大事なのは、やはりパット。ジュニア世界メジャータイトル4勝目をできたのも、プロパッティングツアーに参戦して、鍛えられたおかげです」と弥勒は感謝した。
「2032年ブリスベン五輪で金メダル獲得」を究極の目標に掲げる弥勒は、得意のパットにさらに磨きをかけるつもりだ。1か月後「プロパッティングツアー全日本選手権」の戦いが注目される。