首位浮上の池田勇太「大勢の前で優勝したい」 日本OP3勝目&12季連続Vへ


18番でバーディーを決めギャラリーの拍手にこたえる池田勇太

18番でバーディーを決めギャラリーの拍手にこたえる池田勇太

◆男子プロゴルフツアー メジャー第3戦 日本オープン 第2日(15日、滋賀・琵琶湖CC=6986ヤード、パー71)

 2打差の3位から出た池田勇太(フリー)が6バーディー、1ボギーの66で回り、通算11アンダーで首位に浮上した。2014、17年王者は「大勢の人がいる前で優勝がしたい」と大会3勝目に向けて力強く意気込んだ。

 「ティーショットがよくなかったね。スコアはよかったけど、もっと楽にゴルフがしたかった」。真っ先に反省が口をついたが、パットがさえた。3番では第1打を深いラフに入れたが修正して第3打を3メートルに付け、パットを沈めてパーセーブ。5番では4メートル、6番では1・5メートルを決めて連続バーディーとした。第1ラウンド(R)より厳しめのピン位置に少し頭を悩ませながらも「いいパターも随所に決まってくれた」とうなずいた。

 予選Rは日米通算8勝の小平智(Admiral)と、今年の日本シニアオープン王者・手嶋多一(ミズノ)と同組で回った。池田と小平が5つ、手嶋が4つとスコアの伸ばし合いを演じていただけに、多くのファンから熱視線を浴びた。「ギャラリーには見応えのある組み合わせにしていただいた。これ(有観客)が本来のゴルフトーナメントであって、俺たちの仕事は見せることだから」。13年から15年まで選手会長を務めた35歳は2年ぶりの有観客開催を大歓迎した。

 池田は09年から11シーズン連続でツアー優勝を果たしており、1973年のツアー制施行後の記録では青木功と片山晋呉に並んで2位に付ける。統合された20―21年シーズンはいまだ未勝利で、12シーズン連続Vと単独2位浮上がかかる。決勝Rに向けて「この2日間を無駄にしないようにしたい。流れに合わせてプレーできればいいんじゃないかな」と見据えた。

最新のカテゴリー記事