１２番、バーディーを狙う松山英樹。通算８アンダー１位（カメラ・山崎 賢人）
◆米男子プロゴルフツアー ▽ＺＯＺＯチャンピオンシップ 第２日（２２日、千葉・アコーディア習志野ＣＣ＝７０４１ヤード、パー７０）
日米通算１５勝目を狙うマスターズ覇者の松山英樹（２９）＝ＬＥＸＵＳ＝が単独首位に浮上した。１打差２位で出て３バーディー、１ボギーの６８で回り２位に１打差の通算８アンダー、国内では約５年ぶりのトップに躍り出た。１２、９番でティーショットを曲げ万事休すもボールがギャラリーの傘に当たりコースに戻るなど、ピンチを回避する幸運にも恵まれた。６６をマークしたキャメロン・トリンゲール（米国）が１打差の２位。自身も今大会に出場している今田竜二（４５）＝フリー＝が、この日のラウンドの様子と松山について分析した。
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この日は雨と寒さで天気が良い日に比べ、セカンドショットのクラブも１番手違いました。長いパー４が何ホールかあり、第１打で距離を稼げてフェアウェーに持って行くことがスコアを出すには必要となりました。雨水がたまらないよう、高く傾斜が強い位置にピンが切ってあり、アイアンの精度も要求されます。
松山選手は難しいコンディションの中、素晴らしいの一言です。もう少しパットが入れば、もっと伸ばせたのではというくらい。ここ２年と、出場メンバーの層で引けを取る面はありますが、彼が勝つべくして勝つ大会になると思わせてくれます。残り２日は、グリーン上がカギを握るでしょう。天候が回復し、仕上がっており、スピーディーになります。ただ、持っている実力の７５～８０％を出せれば、問題ないのでは。このまま５打差、６打差、それ以上で優勝しても全く驚きません。（今田竜二＝プロゴルファー）