渋野日向子「情けない」9試合ぶりの予選落ち 初日の「78」99位から巻き返せず


2番、グリーン脇のバンカーから、リカバリーショットを放つ渋野日向子(カメラ・馬場 秀則)

2番、グリーン脇のバンカーから、リカバリーショットを放つ渋野日向子(カメラ・馬場 秀則)

◆女子プロゴルフツアー NOBUTA GROUP マスターズGCレディース 第2日(22日、兵庫・マスターズGC=6571ヤード、パー72)

 通算2オーバーまでの58人が決勝ラウンドへ進み、渋野日向子(22)=サントリー=が、4オーバーの65位で悔しい予選落ちを喫した。99位から出て出入りの激しいゴルフながら前半で2つスコアを伸ばし、後半も何とか3オーバーまで戻したが、5バーディー、3ボギーの70と伸ばしきれず、予選突破に2打及ばなかった。首位で出たささきしょうこ(25)=日本触媒=が、通算8アンダーで単独首位をキープした。

 渋野は「見ての通り本当に情けない内容でした」と表情を変えずに言葉を絞り出した。最終18番。第2打はバンカーに入り、3メートルのパーパットを外しボギーで終戦。7月のGMO&サマンサ・カップ以来、2打及ばす9試合ぶりの予選落ちとなった。

 初日は自己ワースト81に次ぐ78。「どれだけスコアを戻せるか、減らせるかを目指しながらやっていた」と振り返った。出だしの1番はバーディーで幸先良かったが直後にボギー。波に乗れなかった。ツアーの中でも上位に入る高速グリーンに苦しめられた。14番では2メートルのバーディーチャンスを逃し、唇をかんだ。

 前週までの5試合はスタンレーレディスの優勝を含め、全てトップ10入りと好調だったが、ジェットコースターのような急降下。「焦りがないと言ったらおかしい。まだまだ足りないところがあるんだなと思い知らされた」。来年の米女子ツアー出場権を懸けた最終予選会(12月・米国)出場を前に急ブレーキがかかった渋野。踏ん張りどころだ。(菅原 美沙)

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