今田竜二が分析 松山英樹は30歳を前に体力もメンタルも最高の時期


6番、イーグルパットを決めガッツポーズする松山英樹(カメラ・山崎 賢人)

6番、イーグルパットを決めガッツポーズする松山英樹(カメラ・山崎 賢人)

◆米男子プロゴルフツアー ZOZOチャンピオンシップ 最終日(24日、千葉・アコーディア習志野CC=7041ヤード、パー70)

 米ツアーで唯一の日本開催の大会で、松山英樹が最終ラウンドを65で回って通算15アンダーの優勝。今大会に出場した、2008年米ツアー1勝の今田竜二(45)が松山の優勝を振り返り、一度は逆転されながらも後半に突き放したショット力、精神力をたたえた。

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 松山選手は途中、首位が入れ替わる場面もありましたが、底力が違いました。6、11番と、10メートル以上の長いパットが入ると気持ちが乗ってきます。本人は「もし18番で1打差なら(実際には2打差)、ティーショットをアイアンで打とうかと思っていた」と話していました。結果的には完璧な1打目、2打目と続け、イーグル締めで5打差の圧勝。日本開催の米ツアーで見せた使命感、王者にふさわしい精神力が勝利を引き寄せました。

 開幕前日(20日)の練習ラウンドでは前後からスイングを撮ってもらい、調整。「水曜日まではかなり焦っていてガタガタな感じがあった」と、目沢秀憲コーチとも試合後に話をしましたが、ショットメーカーの良いところがたくさん見られた一週間でした。30歳を前に、体力的にもメンタル的にも最高の時期を迎えています。そう遠くないうちに大舞台での優勝を再び手にするのではと思わせてくれます。(プロゴルファー・今田竜二)

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