中島啓太がプレーオフの末に日本人3人目の涙の優勝&マスターズ切符獲得 「2回くらいあきらめかけた」


優勝を果たした中島啓太(大会提供)

優勝を果たした中島啓太(大会提供)

◆男子ゴルフ アジア・パシフィックアマチュア選手権 最終日(6日、UAE・ドバイ・クリークG&ヨットC=6986ヤード、パー71)

 大会4度目の出場で世界アマチュアランク1位の中島啓太(日体大3年)は、1打リードの単独首位で出て6バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの68で回り、通算14アンダーでホールアウト。日本人の母を持つ世界アマランク220位のタイチ・コー(香港)と並んでプレーオフとなり、2ホール目でバーディーを奪って初優勝を決めた。10年&11年の松山英樹、18年の金谷拓実に続く日本人3人目の大会制覇&来年のマスターズ切符獲得となった。競技終了後、現地でインタビュー取材に応じた。

 ―優勝後の気持ちは。

 「とても興奮している。松山英樹さんと金谷拓実さんに続けてうれしいです」

 ―この優勝の持つ意味は。

 「来年3つのメジャー(4月のマスターズ、6月の全米オープン、7月の全英オープン)に出られるので楽しみです」

 ―最終日を振り返って最後の涙の意味は。

 「本当に今日はつらくて。2回くらいあきらめかけたんですけど、たくさん応援していただいたので最後まであきらめずにプレーができました」

 ―メダルをかけてみての実感は。

 「大学に入った時に、チームメイトの前で大学在学中にアジアアマで勝ってマスターズに出ると言っていたので、その目標がかなってすごくうれしいです」

 ―今日の会心の一打は。

 「やっぱりプレーオフのバーディーパットもそうですけど。15番の(ピン左1Mについた)セカンドショット。あれは今日一番気持ちよく打てましたね」

 ―PO2ホール目のドライバーで、左フェアウェーをとらえたティーショットは。

 「もう勇気を持って、しっかり振り抜くことだけを考えていた。池に入っても悔いが残らないように、しっかり振り抜きました。やっぱり左の池を怖がっていたんですけど、最後は自分のスイングを信じて振り抜けましたね」

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