杉原大河、超異例プロデビュー 前週8位&プロ転向で出場資格 18日開幕ダンロップフェニックス


杉原大河

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 前週の国内男子プロゴルフツアー、三井住友VISA太平洋マスターズで通算2アンダーの8位でベストアマチュアを獲得した杉原大河(22)=東北福祉大4年=がプロ転向したことが14日、分かった。国内男子ツアーでは、10位以内に入り、またプロであれば翌週大会の出場権を得られるため、18日開幕のダンロップフェニックス(宮崎・フェニックスCC)で、超異例のプロデビュー戦を迎えることとなった。

 関係者によると、杉原は14日に日本協会、日本ツアー機構などにアマチュア資格の放棄とプロ転向を連絡したという。8位に入った三井住友―では、4日間平均326ヤードで同大会1位の飛距離を記録し「自信になりました。やり切ったなという感じもあります」と笑顔で総括していた。

 6月のメジャー、日本ツアー選手権森ビル杯で自己最高の3位に入ったホープだ。今月30日から来季出場権をかけた岡山・JFE瀬戸内海GCでの3次予選会(QT)に出場予定だった。QT途中でのプロ転向を想定していたが、次週のツアーで優勝すれば来季出場権をつかめる貴重なチャンスを得たことで急きょ、プロ宣言を選択したという。

 ◆杉原 大河(すぎはら・たいが)1999年11月4日、徳島市生まれ。22歳。名前の由来はタイガー・ウッズでトップアマの父・剛毅さんが名付けた。5歳からゴルフを始め、中3時に世界ジュニア優勝。18年に生光学園高から東北福祉大へ。19年Abema TVツアー「石川遼エブリワンプロジェクトチャレンジ」で男子下部史上3人目のアマV。20年日本オープン5位でローアマ獲得。175センチ、80キロ。家族は両親。

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