賞金ランク1位の稲見萌寧は70 ランク2位の古江彩佳は69でホールアウト


稲見萌寧

稲見萌寧

◆女子プロゴルフツアー 大王製紙エリエールレディス 第1日(18日、愛媛・エリエールGC松山=6545ヤード、パー71)

 賞金女王に王手をかけている稲見萌寧(都築電気)は3バーディー、2バーディーの70で1アンダーの暫定33位でホールアウトした。今大会で過去2度予選落ちの稲見は「苦手意識があるからなのか、ショットがめちゃくちゃ調子悪かった。ティーショットも満足に当たらず、セカンドもグリーンに乗らないことが多かった。今まで出た中で、初めてアンダーが出たという感じ」と振り返った。

 前日17日のプロアマ戦は腰痛で欠場し、状態については「いつもと変わらない。昨日の方が寒さがあったから、ちょっと固まっていて痛みを感じた」と説明した。前日は酸素カプセルに入るなど回復に努め、この日も痛み止めを服用してプレーした。第2日以降に向け、「今日はショットの調子が悪かった。何とか修正して、明日はもう少しいいプレーをしたい」と見据えた。

 賞金ランク2位の古江彩佳(富士通)は5バーディー、3ボギーの69で2アンダーの暫定21位につけた。約1697万円差で追う古江は「まずはアンダーで回れたのはよかったけど、今日はショットの安心感がなかった。パットでバーディーが取れたおかげ」と話した。今大会は19年4位、20年優勝と相性がよく、過去2度と同じハウスキャディーを起用した。「楽しんだ後に結果がついてきてくれれば、うれしいなという気持ち。明日も私らしく、集中して楽しくやりたい」と力を込めた。

 原英莉花(日本通運)が7アンダー、64で暫定で単独トップに立っている。

 ◆稲見の女王が今週決定する条件 稲見が優勝し、賞金1800万円を加算した場合、古江が5位タイ、単独6位以下などで、次週の最終戦・JLPGAツアー選手権リコー杯を待たずに稲見の賞金女王が決まる。

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