ルーキーで賞金ランク2位の金谷拓実、最優秀新人賞など最多4冠を獲得…JGTO年間表彰式


「最優秀新人賞」など4部門を受賞した金谷拓実(左はJRTO・青木功会長)=カメラ・相川 和寛

「最優秀新人賞」など4部門を受賞した金谷拓実(左はJRTO・青木功会長)=カメラ・相川 和寛

 国内男子ツアーを主管する日本ゴルフツアー機構(JGTO)の2020―21年度の年間表彰式が6日、都内ホテルで行われ、17部門の受賞者が発表された。

 ルーキーで賞金ランク2位となった金谷拓実(Yogibo)が、「平均ストローク」、「パーキープ率賞」、「最優秀新人賞 島田トロフィ」、「ゴルフ記者賞」の今季最多4冠を獲得した。今季2勝の23歳は「平均ストロークは1年続けていいプレーができた結果。うれしく思います」と、契約するポロラルフローレンの黒のタキシードに蝶ネクタイ姿で喜びの言葉を語った。

 この日発表された世界ランクは49位に浮上。12月末時点で50位以内をキープできれば、来年4月のメジャー、マスターズ(米ジョージア州)の出場権を獲得する。「日本シリーズJTカップの最終日の最終ホールでバーディーが取って、単独3位に滑り込むことができた。1つの目標が達成できました。来年は日本の試合も、海外メジャーも自分らしく良いプレーをできるように頑張っていきたい」と意気込みを口にした。

 1987年のデビッド・イシイ以来の米国人賞金王となったC・キム(米国)は「最優秀選手賞」も獲得した。通算2勝の稲森佑貴(国際スポーツ振興協会)は6季連続6度目の「フェアウェーキープ率賞」を受賞。今季はツアー史上最高の77・63%をマークした。

 「パーオン率賞」は72・81%で阿部裕樹(フリー)が初受賞した。栃木・佐野日大高ゴルフ部監督という異色の肩書きを持つ32歳のショットメーカーは「(賞金ランク62位で)初シードも取ることが出来てうれしく思います。来年は優勝を目指して頑張りたいと思います」とほおを緩めた。

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