金谷拓実、世界ランク50位でマスターズ出場権獲得 プロとして初出場


金谷拓実

金谷拓実

 男子ゴルフの2021年最後となる12月26日付の世界ランクが19日発表され、日本ツアー賞金ランク2位の金谷拓実(Yogibo)が同50位で来年4月7日開幕のメジャー、マスターズ(米ジョージア州オーガスタナショナルGC)出場権を獲得した。アマチュアとして初出場し、58位となった2019年以来2年ぶり2度目の出場となる。

 年内最終ホールの劇的な2打で夢切符をつかんだ。今季最終戦のメジャー、日本シリーズJTカップの最終18番227ヤードのパー3。ツアー屈指の難関ホールで金谷は、5UTでの1打目を思い切り振り抜き、ピン奥5Mから傾斜で戻し、右下1Mにつけた。冷静にバーディーパットを沈め、ガッツポーズを繰り出した。「マスターズだったりを意識したパットだった。決められてすごい良かった。最後まで自分のベストを尽くして、いいショットを打てて良かったです」と世界ランク50位以内への条件だった、同大会単独3位にギリギリで滑り込んだ。今月5日付の世界ランクで54位から49位に浮上。日本ツアー3勝の23歳は「(19年に)アマチュアでもプレーして、また出られたらいいプレーをしたい」と話していた。

 22年のマスターズには、昨年大会王者の松山英樹(LEXUS)、アジア・パシフィックアマチュア選手権を制した中島啓太(日体大3年)に続き、日本人3人目の出場となった。

 ◇金谷 拓実(かなや・たくみ)1998年5月23日、広島・呉市生まれ。23歳。5歳でゴルフを始め、広島国際学院高2年の日本アマチュア選手権で17歳51日の大会最年少優勝。同年日本オープン11位で大会最年少ローアマを獲得。18年アジア・パシフィックアマ選手権優勝。19年の三井住友VISA太平洋マスターズで日本ツアー4人目のアマチュアV。172センチ、75キロ。家族は両親と兄。

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