BMWが日本ゴルフツアー選手権森ビル杯と大会スポンサー契約締結…都内会見


BMWと日本ゴルフツアー選手権森ビル杯との契約会見に出席した男子ゴルフの青木功(右から2人目)と堀川未来夢ら

BMWと日本ゴルフツアー選手権森ビル杯との契約会見に出席した男子ゴルフの青木功(右から2人目)と堀川未来夢ら

 ドイツの高級自動車メーカーのBMWは7日、都内で会見を開き、日本男子プロゴルフツアーのメジャー初戦、日本ゴルフツアー選手権森ビル杯(6月2日開幕、茨城・宍戸ヒルズCC西C)の大会タイトルスポンサー契約を締結したことを発表した。大会名は「BMW日本ツアー選手権森ビル杯」となる。

 BMWは2003年から、同大会の優勝者に副賞として高級車を提供してきた。同社は米男子ツアーや欧州男子ツアーなどでも冠大会を持っており、今大会で5大会目となるという。今年から大会優勝者には欧州男子(DP)ツアー、BMW国際オープン(6月23日開幕・ドイツ)の出場権が与えられるという。また今後、男子選手とのスポンサー契約を結ぶ可能性もあるという。

 同大会を主催する日本ゴルフツアー機構の青木功会長は「世界的に知名度のあるBMWさんがついてくれ、大会のグレードがさらに上がることは疑いようがありません。日本一の大会としてこの大会をさらに育てていきたい。BMW国際オープンへの出場権は選手にとって、とても励みになる」などと感謝した。今年の大会はBMWの高級電気自動車が優勝副賞となることも発表され、ツアー通算51勝の79歳のレジェンドは「良い車で選手は幸せだな。この試合出られるのか俺? もう1回40代に戻りたいよ」と冗談で会場内の笑いを誘った。

 2019年大会覇者でもある堀川未来夢・選手会副会長(Wave Energy)は「優勝者は、欧州ツアーのBMW国際にも出場できるということで、世界につながる。選手は皆、さらに気合いが入ります」と意気込んだ。「僕たちも国内で活躍するのはもちろん、(マスターズ王者の)松山英樹選手のようにどんどん世界に挑戦したい思いもある。見ている人に少しでも喜びや感動を与えられるように頑張ります」と3年ぶりの大会2勝目を誓った。

 昨年大会覇者の木下稜介(ハートランド)は、遠征先のタイからビデオメッセージを寄せた。「今年の目標は、賞金王になることと海外でも頑張りたい。日本ツアー選手権はメジャー大会でもあり、絶対に勝ちたい試合の1つです。元気や勇気を与えるプレーを精一杯して、連覇できるように頑張ります」。また、世界ランク72位の木下は、海外メジャーの全米プロ選手権(5月19日開幕・米オクラホマ州)への出場が決まったことも明かした。

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