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都内で10日、日本プロゴルフ協会の新会長に決まった吉村金八(中央)、明神正嗣副会長(左)、芹澤信雄副会長
日本プロゴルフ協会は10日、都内で定時社員総会を開き、国内男子ツアー通算4勝の吉村金八(69)=フリー=が新会長に選出された。副会長には芹澤信雄(62)=TSIグルーヴアンドスポーツ=、明神正嗣(62)=ゴルフアカデミー高知=が就任した。任期は2024年3月まで。
会長に立候補した吉村、田中泰二郎(59)の2人の理事に対してこの日の定時社員総会に72人が出席し、郵便投票分28人も合わせて吉村有氏が61票を獲得したという。14年から倉本昌弘会長(66)が4期務めてきた。
吉村新会長は「僕は調整型の人間だと思っているので、みんなの意見を大事にして、プロゴルファーそれぞれの価値を高めて、全員で進んでいきたいです。会長という職務でこれから多忙になりますが、僕は(高知出身で)回遊魚なので忙しいのは平気です。拠点は鹿児島で活動していく予定です。1試合でも多く、ゴルフ界を盛り上げられるようみんなで頑張っていきたいと思います」などと所信を表明した。
主にツアー担当を務める芹澤副会長は「なるべく(シニア)ツアーを盛り上げられるように頑張っていきたい」と意欲を語った。主に事務方となる明神副会長は「資格認証やTCP(ティーチングプロ)などこれまでの良いところは生かし、新しくすべきところは皆でアイデアを探していきたい」などと抱負を述べた。