四国出身の堀琴音、3位から逆転での2勝目へ「絶対に諦めない」


6番、バーディーパットを沈め笑顔を見せる堀琴音

6番、バーディーパットを沈め笑顔を見せる堀琴音

◆女子プロゴルフツアー ▽明治安田生命レディス 第2日(12日、高知・土佐CC=6228ヤード、パー72)

 6位から出たツアー1勝の堀琴音(ダイセル)が6バーディー、2ボギーの68と伸ばし、通算8アンダーで2打差の3位に浮上した。昨年大会は8位と健闘。徳島市出身の26歳は「四国はこういうコースが多いのでアドバンテージになっているかな。アップダウンのあるコースは懐かしくて。昔練習していた雰囲気で打てる。セカンドショットとかは安定していて悪くはない」と胸を張った。

 前半から果敢に攻めた。2番で初バーディーを奪うと、4番では20ヤードからチップインバーディー。6番まで3連続で伸ばして一時、単独首位に立った。後半は2バーディー、2ボギーで3位に順位を下げたが「去年より自信を持ってプレーできている。落ち着いてできているのが一番だと思います」とうなずいた。

 10代のアマチュア時代から活躍。14年にプロテストに合格し、昨年7月のニッポンハムレディスで涙の初優勝。ツアー2勝の姉・奈津佳に続く「姉妹V」を果たした。最終日は最終組で98年度生まれ“黄金世代”の植竹希望、前週のツアー開幕戦、ダイキンオーキッドレディスを制した20歳の西郷真央との優勝争いに挑む。「私は追い上げる立場なので、絶対に最後まで諦めないで頑張ります。最後の18番で優勝できればいい」と闘志をみなぎらせた。

 植竹が67で回り、通算10アンダーで単独首位。西郷がこの日のベストスコア66をたたき出し、9アンダーで1打差2位につけた。

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