全英切符保持者の桂川有人 初優勝へ意欲「もうちょっと自信をつけたい」…31日開幕・東建ホームメイトカップ


11番、ティーショットを放つ桂川有人 (カメラ・馬場 秀則)

11番、ティーショットを放つ桂川有人 (カメラ・馬場 秀則)

◇日本男子プロゴルフツアー 東建ホームメイトカップ(31日~4月3日) 指定練習日(29日、三重・東建多度CC名古屋C=7062ヤード、パー71)

 1月のSMBCシンガポールオープンで2位に入り全英切符を手にした桂川有人(国際スポーツ振興協会)が、今季ツアー国内開幕戦へ決意を示した。「もうちょっと自信をつけたいというところで、やっぱり1勝できればなと思っています」と初優勝へ思いを強めた。

 1月のアジアンツアー共同主管で開催されたSMBCシンガポールオープンで自己最高2位に入り、初メジャーとなる全英オープン(7月14日開幕、英国セントアンドリュース)の出場権をつかんだ。「まさか自分が行けるとは思っていなかった。実感はなかったけど『おめでとう』と言われて実感した。やっぱうれしい」とはにかむ。初メジャーに向けては「まだ先なのであまり意識し過ぎないこと」と自然体で備えるつもりだ。

 2020年にプロ転向し、昨年、下部のAbemaTVツアー、石川遼エブリワンプロジェクトで初優勝を飾った。今大会は昨季のAbemaTVツアー賞金ランク上位者の資格で出場する。プロ3年目は「第一目標はフルシードを取ることです。できれば賞金ランク30位以内か優勝して最後の(国内メジャー、日本シリーズ)JTカップに出場したい」と掲げる。

 この日は9ホールの練習ラウンドで調整を行った。愛知県出身で「準地元」だが、コースを回るのは中学生時代以来といい「一回だけ回ったことあるけど、あんまり覚えていなくて」と苦笑い。今大会は昨年に同学年の金谷拓実が制しており、「同期の金谷選手が勝っている。自分もそうなりたい」。注目株が国内初戦から果敢に頂点を狙う。

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