中島啓太は18番で男性ギャラリーの“ヘディング”によりパー拾う 72でアマチュア最上位


◆米男子プロゴルフツアー 今季メジャー初戦 マスターズ 第1日(7日、米ジョージア州オーガスタナショナルGC=7510ヤード、パー72)

 【オーガスタ(米ジョージア州)7日=岩原正幸】アマチュアの中島啓太(日体大4年)は3バーディー、3ボギーの72で初日を終えた。首位と5打差のイーブンパーで、18位につけている。6人が出場するアマチュアで最上位となった。

 昨秋のアジア太平洋アマチュア選手権を制覇し、初出場の中島はパー5の4ホール中3ホールでバーディーを奪い、好スタートを切った。「最初は緊張したけど、楽しくプレーできた。キャディーさんともコミュニケーションし、自分と向き合えた。(初のオーガスタは)難しい印象しかなくて、イーブンパーで回れるとは思っていなかった」と冷静な口調で話した。

 最終18番では第2打が1バウンドし、グリーン奥の観客席にいた男性ギャラリーの頭部に当ててしまうアクシデントも発生した。だが、絶妙な“アシスト”でグリーン奥の刈り込み部分に跳ね返り、ここからウェッジで1メートル強に寄せてパーセーブした。「風がフォローだというのを読めず、セカンドショットであの距離まで打つ予定ではなかった。結果的にはラッキーになったけど、人にボールを当ててしまうのは初めてだったので動揺しました」と振り返った。

 2日目以降に向けて「今日は今日で、明日はまた難しい一日が始まる。結果は後からついてくると思うので、まずは自分に集中したい」と力を込めた。

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